編集室から(2023年夏号)

コンコンチキチン、コンチキチンー7月の京都は祇園祭一色。宵山の夕暮れには各山鉾町から鉦、横笛、太鼓の音色がきこえてきます。この祇園囃子は会所2階で年中稽古を重ね、年長から年少へと代々受け継がれ、7月が過ぎれば再び来年の夏に向けて稽古の日々が始まるのだそうです。(塚田由佳里)


何年前からだったか、夏の冷房も、冬の暖房も、自分の研究室では一切使っていません(うちわは使っています)。淡路島はそれほど暑くも寒くもならないようです。だけども冬の気温が3を下回ると指が動かなくなり、さすがにその時は暖房を入れています。(嶽山洋志)


中学生の頃、理科で習った天気図の授業がおもしろく、当時はラジオから流れてくる気圧情報を頼りに天気図を書いていました。いまでも夏のもくもくとした積乱雲が大好きで、気象庁より先に「勝手に梅雨明け宣言」をすることが例年の恒例行事になっています。(荒木寿友)


6月頃に実家から送られてきた甲州の梅を様々な加工物にして、少しづつ味見しています。梅ワイン、梅酢、梅黒酢、梅干しらしきもの、梅シロップ、梅泡盛など、どれも猛暑のなかを耐えながら徐々に熟成されています。(花輪由樹)


アトリエ自遊楽校では3年ぶりにお料理プログラムを復活。鰹節で出汁を取ってからのたこ焼きづくり、生地から作る旬の野菜をのせたピザやラーメン、果物を絞って作るゼリーなど。料理は五感をフルに使う究極の直接体験。何よりも久々にみんなでワイワイ言いながら作って食べる喜びを子どもたちと楽しんでいます。(松村弘美)

鶏を買い始めてもうすぐ一年。春に生まれた雛たちも元気に育っています。鶏たちは美味しいものを探索したり、優位競いでつついたり飛び蹴りし合ったり。意外にもお父さんが丁寧な子育てをし、お母さんが奔放に過ごしていたり。そんな鶏の姿から、生きるって豊かだなぁと日々感動しています。(石田佳織)


北海道にもやっと暑い夏が訪れました。公園の水遊び場や河川も,多くのこどもたちで賑わっています。維持管理の手間やコストから,最近はトイレとならんで設置が敬遠されがちです。温暖化が進むと,北海道でも需要が増えるのではと思っています。(愛甲哲也)


先日、実家に帰った際にクーラーが設置してありました。夏でも涼しい地方なのですが、両親が2人して熱中症で倒れても困るというのが理由でした。近年の北海道の夏は非常に暑くなっており、乾燥した暑さよりもじめっとした蒸し暑さの日々も多くなったと感じております。(清水日香里)


先日こども環境学会大会で初めての沖縄に行ってきました。夕方街をふらっとすると、親子で釣りをしていたり、帰宅途中ではじけて遊ぶ高校生がいたり、ゆったりした時間の中で過ごしている姿が。個人的には街路樹として植えられているトックリヤシが好み。でも暖かい地方じゃないと育たないのだろうな。(藤田大輔)


9ヶ月の我が子は好きなおもちゃを目掛けてハイハイでダッシュする日々を送っています。どんな高価なこども向けのおもちゃよりも、ペットボトルやコード、薬の容器や新聞紙などが好きみたいです。遊ばせるものよりも、遊ぶものが本当のおもちゃだよなぁと思いつつ、薬の容器はそっと隠します (西本雅人)