【B&C】ワクワクと安心の保育環境づくりへ

園庭の環境を保育士一人で変えていくことは難しく、遊び方が決められている遊具では子どもの主体的な遊びがなかなか保証できないのではないかと悩んでいるとき、この本に出会いました。

この本には子どもも保育者もより安心できワクワクできる環境づくりについてのたくさんのヒントがあり、今まで気づかなかったアイディアがあふれていました。固定遊具も工夫次第である程度安心できる環境に変わったり、土質の改善をしたりすることがおとなの安心の一つになり、このことが子どもの遊びの充実へとつながっていました。

 環境を変えることは保育士も子どももドキドキすることではありますが、この本を読んでどんな環境をつくろうかとワクワクし始めました。いろいろな年齢の子どもの挑戦する姿や表情が写っていますが、その挑戦を安心し夢中になって遊べる環境をつくることが保育者の役割であり、子どもの主体的な遊びへの一歩でもあります。

今いる子どもたちと、またこれから出会う子どもたちや保護者と一緒に環境を変え、子どもも保育者も「ワクワクと安心」をしながら、こどものやってみたいが広がる環境をつくるきっかけをくれる一冊になるはずです。

桜花学園大学大学院、大府市の保育士 菊池直樹

 

書名 ワクワクと安心の保育環境づくりへ 室内も園庭も、時間の流れ、人間関係も
著者名 木村 歩美
発売日 2024年8月
価格 定価2,300円(税抜)
版型   B5判
ページ数 160ページ
出版社 ひとなる書房
リンクURL https://hitonarushobo.jp/books/books-3422/