
《目次》
学校統廃合
《特集》
1:縮減時代における公共施設再編と学校の役割(倉斗綾子)
2:学校統廃合による子どもと地域の困難と期待(笠井尚)
《世界のこども環境》
3:ウガンダ北部グルの子どもたちとブリコラージュ的遊び(久留島太郎)
《バトンをつなぐ》
4:こどもの遊びと意見形成支援(土肥潤也)
《こどもの目と手》
5:両手でギュッと…
《ブック&シネマ》
6:書評『ワクワクと安心の保育環境づくりへ』(菊池直樹)
7:書評『日本手話が教えてくれること』(藤後悦子)
8:書評『ふつうの子ども』(田村光子)
《編集室から》
9:編集後記
学校統廃合
塚田由佳里(同志社女子大学)
こども環境楽2025夏号の特集テーマは「学校統廃合」です。
少子高齢化、人口減少が進行するなか、過疎地に限らず、全国各地で学校の統廃合が起きています。
学校がなくなれば近隣から子育て世帯が減り、地域の衰退につながる可能性があるため住民の反発が根強くなり、合意形成の難しい複雑な地域課題です。
そこで今号では、学校統廃合を知る導入として、学校統廃合が現在どのような背景で行われているのか、学校統廃合によってこどもたちの生活や地域にどのような変化・影響が生じるのか、そして身近な地域で学校統廃合が決まったら、どのような点に留意してこれからの学校・地域を考えたらよいのかを、長年学校施設の研究に携わってこられたお二人から学びたいと思います。
2025年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2025.8.31現在)
部会長(Webマガジン編集長)
- 田村光子(植草学園短期大学こども未来学科)
編集部会員
- 石田 佳織(園庭研究所)
- 愛甲 哲也(北海道大学)
- 松村 弘美(プランニング開)
- 清水 日香里(北海道星置養護学校)
- 岩崎 基次(盛岡大学短期大学部)
- 伊藤 祐基(大久保わかくさ子ども園)
- 原 寛道(千葉大学)
- 相澤 考紀(千葉市子どもたちの森公園NPO法人プレイフルエンタープライズわかば)
- 藤田 大輔(豊橋技術科学大学)
- 西本 雅人(福井大学)
- 粟原 知子(福井大学)
- 坂口 淳(新潟県立大学)
- 塚田 由佳里(同志社女子大学)
- 花輪 由樹(金沢大学)
- 村井 尚子(京都女子大学発達教育学部)
- 嶽山 洋志(淡路景観園芸学校・兵庫県立大学)
塚田 由佳里(つかだ ゆかり)
同志社女子大学生活科学部人間生活学科准教授。学童保育所、児童館、放課後等ディサービス施設といった放課後の居場所の施設計画をテーマに国内外の調査研究に取り組んでいる。専門は住居学。