《目次》
地域と学ぶ学校
《特集》
1:地域とともに歩む、子どもを中心にした体験学習の学校(細田孝哉)
2:学校は、小さなマチ。マチは、大きな学校。(三上泰明)
《世界のこども環境》
3:レッジョ・エミリア市の幼小繋ぎの教育(石井希代子)
《バトンをつなぐ》
4:教虫は好きですか?と問い続けて(澤口たまみ)
《こどもの目と手》
5:イタズラ大好き〜!
《この一枚!》
6:出来た!
僕は寝る
遊びの一歩!
《ブック&シネマ》
7:書評『こどもまちづくりファンド』(中川千鶴)
8:書評『知る・学ぶ・教える 日本手話 明晴学園メソッド』(小澤 紀美子)
《編集室から》
9:編集後記
地域と学ぶ学校
こども環境楽 北日本チーム 園庭研究所 石田佳織
こども環境楽2023年冬号の特集テーマは「地域と学ぶ学校」です。近年は、学童期や思春期の子どもたちがいじめや不登校など学校やその周辺で苦しむ様子を聞くことも少なくありません。生活も家庭と学校、習い事が中心となり、自身の生活を支える地域社会との接点も減少しているように感じます。また、ITの日常生活への浸透、地球温暖化など社会や環境も大きく変化しています。そこで、今号企画担当である編集委員北日本チームでは、子どもたちが学び育っていく「学校」で新たにどういった芽が生まれているのかを知りたいと考えました。そして、子どもたちが地域と共に学びを創っている北海道の2校、イタリアのレッジョ・エミリア市での実践についてお三方から執筆いただけることとなりました。本号が、子どもが学びの主体者となり、地域と繋がりながら学びと実生活とを行き来できるような学校や教育について皆で考えていく機会になれば幸いです。
2023年度こども環境学会 学会誌編集委員会・編集部会(2024.1.25現在)
部会長(Webマガジン編集長)
- 西本雅人(福井大学)
2023年冬号企画担当
- 石田 佳織(園庭研究所)
- 愛甲 哲也(北海道大学)
- 松村 弘美(プランニング開)
- 清水 日香里(札幌市立信濃中学校 教諭)
- 岩崎 基次(盛岡大学短期大学部)
2023年冬号校閲担当
- 田村 光子(植草学園短期大学)
- 伊藤 祐基(大久保わかくさ子ども園)
- 原 寛道(千葉大学)
- 吉永 真理(昭和薬科大学)
- 相澤 考紀(千葉市子どもたちの森公園NPO法人プレイフルエンタープライズわかば)
- 若色 直美(せりがや冒険遊び場)
部会員
- 藤田 大輔(福井工業大学)
- 粟原 知子(福井大学)
- 坂口 淳(新潟県立大学)
- 安藤 武司(カムロ)
- 塚田 由佳里(同志社女子大学)
- 荒木 寿友(立命館大学)
- 花輪 由樹(金沢大学)
- 村井 尚子(京都女子大学発達教育学部)
- 嶽山 洋志(淡路景観園芸学校・兵庫県立大学)
石田 佳織(いしだ かおり)
園庭研究所 代表。東京大学発達保育実践政策学センター園庭調査研究グループ 協力研究者。不登校・多様な学びネットワーク茨城 代表世話人。専門は、園庭や地域環境での保育・幼児教育。主な著書に『園庭を豊かな育ちの場に: 実践につながる質の向上のヒントと事例』(共著・ひかりのくに)など。